2024年第2回定例会ご報告~厚生産業委員会~

厚生産業委員会のご報告です。

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2024年厚生産業委員会動画

立川公園陸上競技場基本計画改定の進捗状況について

資料 屋外体育施設個別管理計画(案)

Q.陸上競技場に関する再整備い関する基本方針案が示されたが、以前のものとどのように変化するのか。

Q.以前は、陸上競技場改修に合わせて国道から大型バスを誘導するための整備とする土地が低くなっていることや、誘導道路の狭さなどの理由から整備がいくらかかるか分からないというような話であった。それはオリンピック開催前のことだが、その当時の問題がどうなったのか、お示しいただきたい。

Q.全体の概算について、30億円ということで、こんなにも莫大な予算がかかるのだと改めて感じている。昨年から1.3倍の上昇率を見込んでいるということだが、改修の時期についてはどのように見極めていくのかという点について、ご説明いただきたい。

学童保育所の待機児童数と待機児童対策の状況について

資料 令和6年度学童保育所の待機児童数と待機児童対策の状況について

Q.学童の待機児童についてかなり深刻な問題であると、私も市民の方からご相談いただくなかで改めて感じているところ。新年度になり、学童保育所の入所にむけて、希望に沿うことができず入れなかった、と通知を受け取った方から「どうすればよいか」などのご相談には、実際にどのように対応しているのでしょうか。

Q.ランドセル来館は実施している学童保育所とそうでない学童保育所がある。報告資料でお示しいただいた学童保育所の待機児童数の一覧表で見ると、いま待機の多い順に九小で上砂第三学童と上砂学童合わせて43人、一小が柴崎学童と柴崎第二学童合わせて33人、西砂小は西砂学童と西砂第二学童を合わせて25人、四小が富士見学童と西立川学童を合わせて21人、幸小20人など、他にも10人以上待機している学区が11ある。これらの学区について、ランドセル来館やサマー学童の実施や、実際の待機になってしまっている子どもたちの参加率などはどういった状況になっているのかというところで、待機児童対策の表に目を移すと、2つの学童でサマー学童、8つの学童でランドセル来館を行っていることが分かる。ただ、高松児童館と西砂児童館については、このランドセル利用が0ということになっている。これはなぜか。

Q.そういった理由であれば、別の、もっと必要な学童、一小や幸小、四小学区など、待機が多い地域の学童にランドセル来館ができるようにすることは難しいのか。

Q.くるプレの拡大予定について、例えばいま待機児童が0人の新生小、3人待機の八小など、来年度導入になっているが、さらに待機が多くなってしまっている九小や西砂小はその翌年の最終年、令和8年・2026年度ということになってしまっている。待機の多くでている学校地域を優先的にくるプレを導入するべきではないのか。

Q.サマー学童の実施は現在2か所だが、さらに拡充される予定はあるか。

Q.特に待機の多く、今後建て替え予定のある西砂学童保育所については入札不調などから学校周辺の一般物件を探索中であるとのこと。ここで、文京区の例を紹介する。東京都文京区では今年度から、学童保育所の待機児童対策の一環で、特に待機児童が多い学区の周辺の児童を、定員に空きがある学童保育施設にタクシーで無料送迎する事業を始めたという。タクシーの乗務員は、全国子育てタクシー協会のドライバー養成講座などを修了しており、保育施設のスタッフが同乗するということ。(中略)立川市でも特に待機の多い地域から、こういった取り組みを始めることができないのか、見解は。

Q.くるプレを全校導入するとしても、まだ未導入の地域もあって、そういった地域にはプラスアルファの取り組みがあってもよいかと感じている。例えば未導入の地域には優先的に、定期的にプレーパークを実施する、例えば財政的にも市が応援する、こういった必要性があるかと考えるが、見解は。

Q.前回の予算特別委員会でも言及したのだが、東京都のベビーシッター利用支援事業今年度事業者連携型を導入していただいるが、こちらの一時預かり利用支援は、学童クラブ待機児童対策計画を策定している立川市においては、小学3年生までを対象として本事業を活用できる。今から、物件を探して安定的に稼働できる民設民営学童、このことを進めることも大切だと思うが、その間にも、待機になってしまっているご家庭の親御さんは、お仕事を調整したり、お休みをして、あるいは一旦やむをえず退職を選んでいる場合も考えられる、そういった事態を少しでも改善するために、東京都都のベビーシッター利用支援事業の一預かり利用支援を始めるべきと考えている。狛江市のように、事業者連携型と一時預かり利用支援、どちらも採用している例もある。補正予算をつけてでも、職員の手を増やすなど負担軽減を図りつつ、いま、このこと、学童の待機児童問題解決にむけて、対策すべきではないか。

産後ケア事業について

資料 産後ケア事業について

Q.対象者は、資料にもあるように、1、立川市民であること、2、生後12か月未満の乳児と母親、3、授乳相談、育児相談、不安や体の不調等がある、この3つすべてが当てはまる方、ということ。訪問型導入についてのこれまでの議論から、対象者の3つ目については、必ずしも育児不安や体の不調がある場合に限らずとも、授乳や育児相談が目的の場合でもアウトリーチ型については幅広く利用いただけるということか。

Q.ここのところが今までと大きく変わるわけですが、ホームページを確認しても、分かりにくい部分があり、利用条件については「援助を受けられない、または体調不良や授乳・育児不安のある方」と以前のままで、訪問型についてはこの条件は求めず、どなたでもお使いいただけるということを、分かりやすくお示しいただきたい。例えば、八王子市の子育て応援サイトを見ると、産後ケア事業の案内ページトップに、「産後ケア事業の内容を一部変更しました」小見出しがあり、続いて「令和5年12月1日より、下記の通り一部変更しました。・対象者の要件が『ご家族から十分な援助が受けられない方』『育児不安や心身の不調がある方』となっていましたが、どなたでも使えるように緩和しました。」とある。立川市も、アウトリーチ事業については希望する方に広く活用できるよう整えていただき、これくらいのアピールがあって然るべきであり、そのことにより利用促進にもつながると考えるが。

Q.実施機関は現状では若葉町のまんまる助産院、錦町のHope助産院ということ。以前予算特別委員会の場で伺った際には3か所ほどでスタート予定とのことであったが、直近で実施機関が増える予定があるのか。助産師会への情報提供、周知はこの間行ったのか。

Q.アウトリーチ型については自己負担額1回千円で、住民税非課税世帯、被保護世帯は減免措置があるとのことだが、双子・三つ子など多胎児の場合の加算内容について、聞く。

Q.利用回数について、これまでと同じ合計7回、これは宿泊型・デイサービス型合わせてということ。このことについて、例えば国立市の場合、合わせて8回まで、ただし多胎児の場合は12回まで、など多胎児の場合の利用回数上限に幅をもたせていることが分かる。羽村市の場合は訪問型・通所型・宿泊型それぞれに利用回数の設定があって、訪問型については最大6回のところ、多胎の場合は最大8回、清瀬市も通常4回のところ多胎児は6回、先ほどの八王子市は多胎の場合2人目以降の自己負担額はなしとしている。このような多胎児家庭への負担軽減について、追加負担を求めない、あるいは回数上限を増やすことなど、について見解は。

Q.市ホームぺージの産後ケア箇所で、今まで確認ができていた、産後ケア事業の案内チラシが探せなくなってしまっているが、また産後ケア事業のチラシも分かりやすく提示していただきたい。

所管質問「認証学童クラブ」

「立川版こども誰でも通園制度」について、聞きました。

まず東京都が設定をしている「認証学童クラブ」とは、利用者のニーズに応じた様々な放課後の過ごし方の選択が可能となることを目的として、東京都の独自基準が設けられるもので、令和6年度は認証制度の創設に向けた研究が行われる予定です。区市町村を対象とするモデル事業では、民間事業者の参入を促す想定で、1クラブあたり500万円が全額東京都より補助されるが、指導員の実務経験に応じた処遇改善や、児童への毎日の学習プログラムの導入などの研究テーマに沿った実践と結果報告が義務づけられることになります。立川市では、民間事業者の参入促進や学童保育所に適した不動産物件の募集等には取り組みたいと考えているようですが、現行の職員体制の中で保育の質確保に係る指導や研究への協力に注力することは難しいため、先行自治体の動向や成果を注視するということです。

所管質問「立川版こども誰でも通園制度」

立川市で今年度より開始する、東京都の「多様な他者との関わりの機会創出事業」の活用により、保護者の勤労などを条件としない3歳未満の預かり事業について(仮称立川版こども誰でも通園制度)、聞きました。令和6年度には幼稚園2園と小規模保育園1園での実施を予定しており、現在は各事業所より事業計画書が提出されたところであり、これに基づき、できるだけ早期の事業開始を目指して協議をすすめている段階であるとのことでした。

私からは、本事業の実施要綱にある、低所得者世帯等に対する利用者負担額の補助や負担軽減について求めました。また、要支援家庭等対応強化加算についての情報提供を行うことや、そういった補助メニューについても活用してもらえる施設を募るようにしては、と提案しました。

次回定例会からは文教委員会の所属となる予定ですので、今任期中に厚生産業委員会で質問できるのは今回が最後となりました。

所属が変わっても、厚生産業委員会で勉強させていただき、研究してきたテーマについては、引き続き注視していきます!

地元・立川市をもっと楽しく子育てできるまちに、さらに住み続けたいと思ってもらえるように。

これからも子育て中の当事者としての声、そして皆さまからお寄せいただいた声を届けてまいります!