二小のさくら学級を視察させていただきました。
先日、会派で立川二小のさくら学級(自閉症・情緒障害特別支援学級)へ


こちらの学級の対象は、発達障害などの特性により、通常の学級での活動が難しい、知的発達の遅れがない児童ということになっています。
来年4月からは市内で新たに六小、四中でも同様の学級が開設される予定。今後しっかりとした横の連携も必要だと考えています。
「にしょぼら」の愛称で親しまれるボランティア活動の実態や子どもたちに大人気の遊べる校長室の工夫に脱帽
廊下の掲示物も素敵なものばかり
懸命に取り組むこどもたちの姿に癒され、先生方の日々のお取り組みに感服し、ほくほくになって帰路につきました
私は将来的にはフルインクルーシブ教育を目指したいという考えですが、現時点では難しい点が多くあり、それらをできる限り取り除いていきたいと思っています。
ただ現状では、どの学ぶ場所を選んでも、それぞれが自分の持ち味を発揮していけるような体制づくりが必要だと考えています。
能力を伸ばしたい子は伸ばせる、自分らしくいられる場所を求める子にはそんな居場所を与えられる、そのためにできることを周りの大人がサポートするというようなイメージです。
また、本日授業見学の後の懇談でも話題になりましたが「全体像」も大事です。本市にも教育に関わる計画がいくつかありますが、それらをいかに現場の先生方はじめ地域の皆さんも含め共有し思いを伝えていくかということも肝要であると改めて認識いたしました。
最近、星山先生の講義の見学や川崎市子ども夢パークの視察、教研への参加などを通して感じていること。
「発達」とひとことに言っても、
その子それぞれであり、
昭和以前?からほとんど変わらない学校文化というものが子どもたちを苦しめている現状に目を向けて、一つの教室のなか、同じ年齢同じ教科書で同じ内容を学ぶという学校教育のあり方を一度根底から見直すべき、そういうフェーズにきてるとつくづく思う。
「発達に遅れがある」なんて言葉をよく聞くけど、すごく上から目線で失礼な話。ゆっくりな子もいて当たり前。それがその子のペースなんだから、と思います。
個性を尊重しましょうねという社会になっているのに公教育の仕組みがそうなっていない。
だから誰かが決めた学年のペースに合わない子が出てきて当然だし、全国の不登校は35万人で過去最高だけど今後も増えていくでしょう。
どんどん幹が細っていく公教育だからこそ、枝葉の部分を充実させていくことばかりに目をやるより、現場の受け皿をもっと広くして、公教育の幹の部分を太くしていくべきではないかと思う。(現状では選べるメニューが多様なのは良いと思うけど)
結局最後はいつも人と予算の話になってしまうけど。
先進国の中でも教育費に予算を投じてこなかったツケがいまの子どもたちに回ってきてしまっているなんて悲しすぎるので、なんとか打開するために模索し続けます。

