産後ケア事業アウトリーチ型開始!

当選してからずっと訴えてきたアウトリーチ(助産師居宅訪問)型の産後ケアが、本年6月いよいよ始まりました!

既存の日帰り型・宿泊型と違い、アウトリーチ型では、援助者がいないなどの要件なく、どなたでもご利用いただけるようになりました。要件緩和についてもずっと求めてきたことで、本当に嬉しいです。

助産師さんが自宅に来て相談やケアの対応をしてくれるので、ママはよりリラックスした状態で、産後ケアを受けることができます。また、年上のきょうだいがいてケアが受けられなかった問題もある程度解消され、さらにご家族も一緒に助産師さんのお話を聞くことができるので、ご家族が産後の母体や生まれたばかりの赤ちゃんのことなどについて専門的な知識を得られることは大きいです。

今回の事業導入で、多くのお母さん方、赤ちゃん、ご家族の助けになることを願っています。

私自身コロナ禍に長女を出産した時には、産後のホルモンバランスの乱れやそういった社会状況から入院期間中はパートナーさえ面談が一切許されなかったこともあってか、病室で助産師さんと話をするだけで涙が溢れてきてしまったことがありました。

夫が会社を休んでくれたり、実家が近いこともあり支えてもらいましたが、それでも赤ちゃんと一緒に泣いたり、どうしようもない気持ちになったこともあります。私は立川市の産後ケアの要件から自分が利用できないことを分かっていたので、昨年4月に二人目の子を出産しましたが産後ケアを利用することはしませんでした。

でも、この時すでにアウトリーチ型が導入されていれば、私も是非活用してみたかったと思っています。

周囲の環境などにより大変さに個人差があるのはそうなのですが、ストレス耐性は人それぞれですし、一人ひとりの感情ははかれないなので、誰かに決められることではないのではと思っています。もちろん弱い立場の人に支援を届けることは行政サービスとして大切にしなければなりませんが、産後については、辛くない産後のママなんていないんだから、対象を全員にしてほしい!と強く思います。受け入れ機関や担い手の問題もありますが、この部分については引き続き求めていきたいと思います。

子育てが辛く大変なだけのものではなく、産後ケアを通してこんなにも愛しく尊いものなんだと改めて気付くことができる、そんな素敵な時間になればこれほど嬉しいことはありません。

ぜひ多くの方にご利用いただきたいと思っています。

すでに立川市の産後ケアをご利用いただいた方やいつもご利用いただいている方には、口コミ宣伝もお願いしたいです。

今回のアウトリーチ事業導入という一歩を、大きな前進と捉え、今後も注視していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

改訂された産後ケアチラシ(立川市)

産後ケア事業(立川市)