川崎市子ども夢パークへ視察に伺いました。

立川市議会では現在、常任委員会ごとに所管事務調査を行っています。テーマを定めて、委員会提言や条例制定等、調査後どのような手法で提案・形にするかはそれぞれですが、私の所属する文教委員会では、今年はじめに行った市民と議員との意見交換会において、「子どもたちの多様な体験や遊びを応援してほしい」「主体性や自主性を育む教育を目指してほしい」という趣旨のご意見を多数頂戴し、所管事務調査を「自主性・主体性を高めるための体験や遊び場のあり方について」と定め、政策提案等へつながるよう、調査・研究を進めています。

子ども夢パークってどんなところ?友人が原ゆきSNS投稿をもとに動画をつくってくれました♪(こちらをクリック)

川崎市子ども夢パークは本委員会が定めるテーマからして絶好の視察先で、複数の委員から希望が重なったこともあり、委員会視察が実現しました。

映画『ゆめパの時間』でご存じの方も多いのではないかと思います。

こちらは、2001年に川崎市で「川崎市子どもの権利に関する条例」が施行され、子どもの権利条例の具現化を目指した子どもの権利保障の場所であるとレクチャーいただきました。計画の段階で大人の倍の人数の子ども委員が参画し、子どもたちの意見をたくさん反映させた多目的な居場所になっています。

施設内には公設民営のフリースペースもあり、私たちが伺った時はちょうどお昼ご飯の調理中でした。毎日お昼ご飯を作ることを大事にしてきたとのことです。
🍀「孤食から共食へ。つながり、暮らしを取り戻す」
🍀「一日の過ごし方は自分で決める」
🍀「禁止事項をできるだけ作らないことで、子どもたちが自分で決めたり判断したりできるようにする」
🍀これからの時代に必要な「非認知能力」は遊びがもっている力で高められるし、人との関わりの中でこそ育っていく
どれもが胸にストンとおちていきました。
これらこそが、「生きる力」を育むことなんだよなぁ

小さいお子さんや親子連れ優先で遊べるお部屋もあり
子どもたちが木工製作で作ったテーブルやベンチが並べられているスペースには、お弁当を広げて子連れのパパママやちびっ子たちがお喋りをしながらランチしていてゆったりした時間が流れていました。

その他にも、全天候型のスポーツエリア、スタジオ、ログハウスなど
自分たちで遊びや空間をデザインできる環境が整い
子どもたちの自由な発想を面白がってくれる仲間や大人がいる。

どんな子も
苦手なことやできないことがあっても
誰もが一人ひとり誰にも変わることのできない
守り守られるべき大切な存在で
だからこそあなたが自分を見失ってしまわないように
あなたらしくいられることを
しっかり応援していくよ

そんなメッセージがひしひしと伝わってきて
胸が熱くなった一日でした。
何度でも伺いたくなる素敵な出会いに感謝。 

この視察での学びをしっかりと政策提案やまちづくりに活かしていきます。

貴重な機会をありがとうございました!

立川市議会・文教委員会のメンバーと

スペシャルサンクス☆認定NPO法人フリースペースたまりば理事長

西野博之さま