令和6年2024年第一回定例会が閉会しました。

3月22日、今年最初の定例会は、最終本会議にて、上程された全ての議案の審議が終わり、閉会いたしました。

分かりやすい当初予算のビジュアル資料はこちら(立川市ホームページより引用)
https://www.city.tachikawa.lg.jp/zaisei/shise/yosan/yosan/documents/toushoyosansetsumei02.pdf

一般会計予算は全会一致(日本維新の会のみ欠席)で成立となり、全ての予算が原案の通り可決となりました。
会派を代表して一般会計予算の賛成討論をさせてただきましたので、以下に掲載いたします。主に山本議員と一緒に考えました!

——–令和6年2024年度一般会計予算賛成討論——–
立憲ネット緑たちかわを代表し、議案第2号 令和6年度立川市一般会計予算に賛成の立場で討論を行います。
2024年度における一般会計の予算規模は、前年度から9億8千万円増の863億7千万円で、3年連続過去最大の予算規模となりました。
日経平均株価はバブル期をも超える史上最高値を更新する一方、収束する気配のない物価高騰により市民生活は負担感が増し、厳しい状況が続いています。しかし、そんな市民の負担をよそに政治の世界においては裏金問題を始めとした不祥事が相次いでおり、市民の政治不信が高まっています。「生活は苦しいのに政治家は自分のことばかりで信用できない」というのが今の世相です。
今回の予算は酒井市長就任後、初の当初予算案。生活のしんどさに寄り添う、政治に対する諦めを覆す、まさに「政治が変わったから私たちの生活も変わった」と市民が明るい希望を抱けるものであると期待を膨らませています。
私たち会派がかねてより求めてきた小学校給食費の無償化がトップに掲げられており、東京都の補助制度を活用することで中学校給食無償化も早期に実現、この英断を高く評価いたします。また、子どもの居場所づくりの推進として放課後子ども教室くるプレをさらに4校拡充し、新年度は市内11校で実施されることになります。その他、不妊治療の医療費助成制度の新設や誰もが利用できるアウトリーチ型産後ケアは対象を1歳まで拡充しての導入、未就学児の国民健康保険料(均等割額)の無料化、ベビーシッター利用支援事業の導入、子どもの権利条例制定に向けた検討など、子育て子育ち政策が多く盛り込まれました。まさにテーマとする「子育て・暮らしの笑顔あふれる」酒井市長初の予算の真髄であると受け止めています。
また、「優しさと安心をカタチに!」という予算のフレーズ通り、犯罪被害者等支援条例の制定、PFASの独自調査、地域福祉アンテナショップの拡充、障害のある方の移動支援拡充、期日前投票期日所の増設、公契約条例の制定等、大変評価いたします。
循環型社会への取り組みとして、生ごみ分別資源化事業の拡充、公共施設への太陽光パネルや蓄電池の設置拡大などは、評価いたします。しかし、気候変動対策は待ったなしの喫緊の課題です。来年度は第3次環境基本計画策定の年となりますが、計画策定にも先立ち、一層の対策強化を望みます。
市民協働のまちづくりとして、ガバメントクラウドファンディングの実施、フードシェアリングサービスの導入、たちむにぃフェスタや環境フェアの開催、など、様々な取り組みが始まります。行政一辺倒ではなく、市民に丸投げでもなく、市民と一緒にこの立川市を作っていくのだという気概を感じます。
私たちは昨年度の当初予算案に対する討論において、「ハード面のみではなく人への投資を」、「今お金をかけるべきは子どもや福祉、人材である」と申し上げました。今回の予算案は私たちのそのような思いを十分お含みいただいた内容と考えます。
最後に、今回の委員会においては市長や理事者自らの答弁を数多くいただき、また部課長からも質疑に対して真摯に向き合う姿勢が感じられました。そうした立川市政を担うリーダーたちが自ら先頭に立つ姿からは、これからの立川市役所がやる気に満ち溢れ、風通しの良い職場になっていくのではないかと期待を抱かせるものでした。新市政の元で、市民も職員も笑顔になっていけるよう願い、賛成討論といたします。